
「ストックフォトってもう飽和でしょ?」「単価が安すぎて無理」
よく聞くセリフですが、実は“そう見える理由”があります。まずは冷静にその理由を分解し、その上でどうやって稼げる側に回るかを、初心者さん向けに具体的に解説します。
「ストックフォトは稼げない?」をひっくり返す、リアル分析と“勝てる設計図”!!
結論:「使われる絵」を計画的に積み上げれば、ストックは立派な“蓄積型の副業”になります。
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【ストックフォト】は“質”か“量”か?初心者がまず知っておきたい本音の話
【❓なぜ「ストックフォトは稼げない」と言われるのか(原因の分解)】
1) 単価の誤解(“1枚あたりの値段”だけ見てしまう)
サブスク型のDL単価が目に入りやすく、ひとつのDLが数十円に見えることも。ここだけ見ると「割に合わない」と感じがち。
2) 供給過多=“レッドオーシャン”に飛び込んでいる
「朝焼けの富士山」「桜」など超メジャーに真っ向勝負。差が出にくい土俵を選ぶと埋もれます。
3) “撮りたいもの”先行で“使われる用途”を考えていない
広告・Web記事・自治体広報など使い手のシーンを想像せずに撮ると、採用率が下がります。
4) メタデータ(タイトル/キーワード/説明)が弱い
検索で出てこなければ、どれだけ良くても“存在しない”のと同じ。地名・季節・用途・コンセプトが抜けがち。
5) リリースや権利まわりでNG多発
商標入り、人物の同意不足、施設の規約違反などで審査落ち→心が折れるパターン。
6) 継続できず“複利”が発動する前にやめる
50点で止まる、2ヶ月で止める…母数と継続が弱いと、当然数字は伸びません。
7) ポートフォリオが偏りすぎ
風景だけ、接写だけ、夜景だけ——用途の幅がないと、DL機会が限られます。
8) データを見ない
どのテーマが伸びた?どのキーワードが刺さった?数字で次の一手を決めないと、運任せに。
【‼️それでも“稼げる”理由(反証と戦い方)】
1) ストックは“蓄積型の複利”
1点の売上は小さく見えても、点数 × 露出期間 × マルチ配信で雪だるま式に効いてきます。
例:1点/月あたり平均30円でも、100点なら月3千円。平均が100円なら月1万円。ここに動画や旬のテーマを混ぜるとさらに伸びます。
2) ニッチ×ローカル×使いどころ=勝ち筋
「地元のローカル景観」「道の駅」「渓谷の季節変化」「公共交通・道路」など、需要はあるのに供給が少ない“すき間”は必ずあります。
地元ならではの正確な地名・アクセス・季節感は強い差別化要素。
3) “絵づくり”を用途起点に
•バナー向け余白(コピー入れスペース)
•縦横両対応の構図
•人物ナシでも“人の活動”が伝わる小物や痕跡
•安全・清潔・エコ・観光PRなど「“言いたいことが一目で伝わる要素”」
→ 使い手が喜ぶ=採用されやすい。
4) セット化・シリーズ化でDL率を上げる
同じテーマを天気/季節/時間帯/アングル/縦横で撮り分け、1ページ内で迷わせない。「“選べる安心”」はDL率を押し上げます。
5) マルチエージェンシー戦略
Shutterstock / Adobe Stock / iStock / PIXTA など複数で露出し、プラットフォームの得意不得意を補完。同一テーマでも市場が違えば結果が変わるのがストックの醍醐味。
6) 静止画+動画(特に4K/縦動画)
動画は1DLあたりの単価が高め。同じ現場で10秒の動画を数本撮るだけで、ポートフォリオの“稼ぐ柱”が増えます。
7) 生成AIとの差別化ポイント
•実在の場所・行事・旬(信頼性が必要)
•規約に厳しい商用用途(誤情報がNG)
→ ローカル実写はAI画像と住み分け可能。現地性・一次情報性で勝ちましょう。
8) データドリブンで“当たり”を増やす
各社のアナリティクスでRPI(1点あたりの平均収益)やDLの検索キーワードを確認。当たった要素を横展開し、外れは撤退。“撮り直しで当て直す”姿勢が大事。
【㊙️今日からできる“勝てる設計図”(90日ロードマップ)】
0–7日目:土台づくり
•各社のNG/商標/リリースガイドを精読(ロゴ・施設・人物の線引きを把握)
•テーマ候補を30個書き出し(季節×地域×用途で掛け算)
•メタデータのテンプレを用意(後述)
2–4週目:量より“使われる質”を仕込む
•1テーマにつき5〜10バリエーション(縦横/近中遠/空きスペース/天候)
•ついでに10〜20秒の動画も数本
•Lightroomで色かぶり/ノイズ/ゴミ取りを統一処理
5–8週目:まず100点到達
•週25点 × 4週 = 100点を目安に
•各社へ同時期に配信して挙動比較
9–12週目:分析→集中投下
•DL上位の共通点を抽出(季節/地名/構図/トーン)
•勝ちテーマに追加投入、弱いテーマは潔く棚上げ
•英語タグ精度UP(海外需要を拾う)
具体例:水辺・渓谷の売れる作り方
需要の切り口
•「“涼・猛暑対策・熱中症対策”」の記事ビジュアル
•観光PR/トレッキング/地域や自治体広報
•環境・水資源・ダム・治水の解説用
撮り分けのコツ
•シャッタースピード違い(サラサラ/トロトロ)
•三脚で縦横両対応、コピー用の空きスペースを意識
•安全・マナー感の伝わる画(立入禁止や商標は写さない)
タイトル例(そのまま使える型)
•「〇〇県・〇〇渓谷の清流と夏の新緑(縦構図/コピースペースあり)」
•「〇〇県・〇〇滝 長時間露光で表現した白糸状の水の流れ(横構図)」
•「〇〇地方の暑さ対策イメージ 木陰と清流の涼感背景」
説明文の型
“〇〇地方(〇〇県〇〇市)にある渓谷で撮影。
夏の新緑と透き通った清流を長時間露光で柔らかく表現。
旅行、観光、猛暑対策、涼しさ、自然、環境保全のイメージに。”
キーワード例(日本語/英語混在で幅を取る)
•渓谷, 清流, 涼しさ, 夏, 緑, 長時間露光, 観光, 地方, 滝, 川, トレッキング, 森林浴, 自然, 旅行, 風景, 暑さ対策, 熱中症予防, 水資源, ダム, 観光PR, コピー スペース
•valley, creek, coolness, summer, greenery, long exposure, tourism, Tokai, Gifu, Nagano, waterfall, river, hiking, forest bathing, nature, travel, landscape, heat measures, water resources, copy space
【📈現実的な“数字感”と目標設定】
•初心者の初期目標:まず100点で月数百〜数千円を体感
•次の壁:300〜500点で“当たりテーマ”が見え始める
•複利ポイント:1点/月あたり平均30円なら100点で月3千円、100円なら月1万円
•ブレ幅は「ジャンル・メタデータ・動画の比率・季節性」で大きく変動
•動画は静止画の数倍の単価になりやすい
大事なのは“平均を押し上げる点を混ぜること”。ローカル×用途ドンピシャの“勝ち絵”が、全体のRPIを底上げします。
【⤵️よくある落とし穴 → 速攻リカバリー】
•商標/著作権物の写り込み:公共の注意看板、電化製品のロゴ、車のエンブレムに注意。クローン/トリミングで回避。
•色被り・WBズレ:自然風景はニュートラル〜少し青寄りが汎用的。肌色や食品は正確さ優先。
•同じ構図の大量投稿:類似と判定されやすい。**用途の違い(余白・縦横・近中遠)**で意味ある差を。
•ノイズ/ブレ:等倍チェック&シャープの掛けすぎ禁止。
•人物・私有地:必要なモデル/プロパティリリースを事前に確認・保管。
【“使われる”メタデータのテンプレ(コピペOK)】
タイトル(和文)
•〈地名〉・〈被写体〉・〈季節/時間〉・〈表現/用途〉(〈縦横〉/〈コピー用余白あり〉)
タイトル(英文)
•〈Location〉〈Subject〉in 〈Season/Time〉, 〈Concept/Usage〉 (Vertical/Horizontal, Copy Space)
説明文(和文)
•〈どこで〉〈何を〉〈どう表現〉→〈どんな用途〉で使える
キーワード
•地名(〇〇県/〇〇市/エリア→スポット名)
•季節/時間/天候
•コンセプト(涼しさ/安全/清潔/エコ/観光PRなど)
•技法(長時間露光/タイムラプス/ドローン※規約遵守)
【💰速攻で成果を出す“5つのクイック勝ち筋”】
1.ローカル観光×季節の先回り(例:紅葉の名所を“青もみじ”の時期からシリーズ化)
2.公共インフラ・道路・橋・道の駅など“地域記事で使われる”題材の網羅
3.縦横・余白違いの撮り分けで“使い勝手”を最大化
4.静止画+10秒動画の抱き合わせアップ
5.英語タグ併記で海外需要をすくい取る
【✒️まとめ:ストックは“運ゲー”じゃない。設計すれば積み上がる】
「稼げない」という声の多くは、土俵選び・用途設計・継続と検証が欠けた状態での感想です。
逆にいえば、
•ニッチ×ローカル×用途で土俵を変え、
•シリーズ化&メタデータ最適化で当てにいき、
•データで改善を回す。
この3点を回せば、ストックは「時間が味方する“蓄積型の副業”」になります。
小さな一歩「30日で50点」チャレンジから始めませんか?
•テーマ10個 × 各5バリエーション(縦横・近中遠・余白違い)
•ついでに10秒動画を各2本
•タイトル/説明/和英キーワードをテンプレで一気通貫
•4社に同時配信 → 30日後に“当たり”を分析して次の50点へ
わからないところ・題材の選び方・キーワード添削など、具体例ベースで一緒に作戦会議します。あなたの得意(東海の渓谷や滝、展望の風景)を「“使われる素材”に転換」していきましょう。
【📸あると便利オススメ撮影小物】
撮影 ボックスがあるととても便利です。ホワイトバック、ブラックバック、カラーバックなどバリエーションが作れて、夜でも撮影できます。自分はNEEWERのボックスを使っています。
アクリルブロックも物撮り撮影の定番アイテムです。これがあるだけで、冷やか、綺麗、サイバーなど色々なイメージが作れます。
ライトも一つあると表現力がアップします。ライティングは難しいですが、夜でも昼間のように撮影できたり、アンバーな色にすれば落ち着いた雰囲気を演出できたりと便利アイテムです。
麻布の定番アイテム。敷いてあるだけで、ナチュラル、オーガニック感が出ます。値段も安いので、カラーバリエーションで数枚持っておけば、写真のバリエーションも増やせます。
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【ストックフォト】は“質”か“量”か?初心者がまず知っておきたい本音の話
YouTubeは相変わらず再生数が復活しません(T_T)
そろそろテコ入れ動画を考えないといけません。
よろしかったら、チャンネル登録よろしくお願いします。
カメラのキタムラさんはネットで買っても、
お近くの店舗でのアフターサービス受けれるので便利ですよ!!
故障の際、何度も助けて頂きました(^_^;)
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